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I'm a computer programer.

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I'm computer programer. いつからか コーディングシートに刻む 味気ない文字 I'm computer programer. 忘られぬ 思い出一つ 作りえず I'm computer programer. いつの日か この思い 語ろうか  夢ばかり 追いかけてた         あのころも 消し去りはしない  ネクタイ締めたとて 何一つ               変わってはいない  ただ一度 叫べるまで 僕はまだ ここにいる I'm computer programer. 指先に 触れる キーに力を込めて I'm computer programer. いつの日にか 誰にでも 伝わる 言葉を持って I'm computer programer. ふりかえり 愛の 詩を 刻む  生きていく 言葉さえも           亡くしかけた こともある  忘れ果てた 思い出 蘇らなければ  今ごろ 俺は 生きてはいない                そう、この街で I'm computer programer. 真夜中の マシンルームで冷たい 機械としゃべる I'm computer programer. いつの間にか おまえが 誰より 俺を知ってる I'm computer programer. ヘッドライトに 照らされた 夜の 闇よ  愛する人の願いも 仕事のために裏切る  俺にはもう何も 言うことはない            みじめな自分に息をつめ  黄色く 光る CRTに 頬よせて I'm computer programer. Hu-- Hu-- Hu-- I'm computer programer. Hu-- Hu-- Hu-- I'm computer programer. Hu-- Hu-- Hu-- I'm computer programer. Hu-- Hu-- Hu--.....


 私にとって、ピアノはあこがれの楽器だった。あれほど、弾きたい人には遠く、身近な人にとってはとことん身近な楽器はめずらしい。なにせ家具と同様の大きさがあるわけだから、家にある人にとっては毎日見るものだろうが、ない人にとっては、それは、ずっとずっと「ない」のだ。
 もともと鍵盤楽器は、感情移入があまりできないように感じており、好きではなかった。どちらかというと吹奏楽器のほうが好きだったのだが、学生のころ、突然、ピアノが気になりだした。ショパンのピアノは別格として昔から好きだったが、ちょうどそのころサティが流行りだしてハマったことも関係しているらしい。

 鍵盤楽器ならなんでもよく、まずピアニカを買った。これで練習をはじめたのだが、難点が一つあった。両手の練習をするには鍵盤が足りないのと、和音を出そうとすると息が足りず、苦しいのだ。
 次に、中古の電気オルガンを買った。5000円だった。これで、左手のアルペジオなどを練習した。音楽の世界に、フォークギターから入った者の弱みで、なんでもコードで捉えてしまう。和音を一音一音たどったりせず、コード進行でごまかそうとする。もっとも正規なピアノをやる気は最初っからなかったが。

 当時、ピアノ以外の鍵盤楽器として、シンセサイザーというものが台頭してきたが、これはまだ単音しか音がでないシロモノだった。それでもそれをコンピュータにつなげることがまがりなりにも可能で、そのために四苦八苦したものだ。当時のアナログ制御では電源を入れてから10分間待たないと音程が安定しない。そういった時代だった。
 当然、そのころの私に購入可能なシンセサイザーではピアノの代わりにはならない。

 結局、ピアノの代用となるエレクトロニックピアノを私が購入できたのは、ピアノが欲しくなってから6年を経過していた。それからさらに10年近くたった今、もうすっかり旧式になったエレクトロニックピアノは、私の子ども達が練習するようになった。本物のピアノは、まだまだ買えそうにない。(もう買う気もないが(^^;))

 この曲は私が初めて鍵盤楽器のみで作った曲だ。出だしのアレンジはギターではできないものだ。(決してLet it beに似てるといわないでくれぇ!)

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