知らなかった生まれてきた世界が こんなにおそろしい世界だったなんて 何も知らずに口にしていた 野いちごにいのちをうばわれるなんて 僕たちが始めて見る 空の澄んだ 深い青さや 僕たちが始めて触れる そよそよかぜの やさしさの中に チェルノブイリの子供たち 僕たちのいのちをうばう チェルノブイリの子供たち おそろしい光がひそんでいた 目にみえないことのせいで肌にふれないことのせいで においもないことのせいで僕たちのいのちはうばわれた これからすてきなものに出会い これからすばらしい発見をして これから愛する人と出会い 生きていけるはずだった時間を チェルノブイリの子供たち 何も知るひまもないうちに チェルノブイリの子供たち 何も考えることもできないうちに 地球を回り 空を駆け 君の言葉がいまやってくる 君の言葉を聴けたとき 自分のできることを探してた 誰もまだ 見たことのない力を手にするよりも 誰もが 見過ごしてる 大事なことを見つめていこう チェルノブイリの子供たち 君の語る言葉の一つを チェルノブイリの子供たち みんなに伝えよう チェルノブイリの子供たち 君の胸の悲しみの一つが チェルノブイリの子供たち 僕たちを動かす